「ひとのしあわせ ひとのつながり ひとの可能性を求める美術館」をコンセプトに、版画家上野誠とケーテ・コルヴィッツの版画を中心に展示しています。
美術の域を超え、二人の願いでもあった世界平和と人にやさしい社会をめざし、多彩なイベント活動をしています。
毎月1回開催される講演&コンサートは、めずらしい楽器の演奏、朗読などバラエティ豊か。
ぬくもりある空間のなか、親子で芸術にひたりながらくつろぎの時間を過ごすことができます。
ひとミュージアム上野誠版画館は2001年4月に開館し、来年(2026年)3月に閉館することになりました。開館から25年になる節目でもあります。この間様々な出来事がありましたが、皆様に支えられて続けることが出来ました。ありがとうございました。
館長・田島隆
2024年4月、長野市篠ノ井で行われたジャーナリストの伊藤千尋さんの講演で、全国で9条の碑を建てる運動が広がっていることを知り、当館のある川中島町にも建立しようということになりました。川中島町の住民有志で取り組みを進め、川中島町今井穂刈市道交差点角に建設し、2025年3月9日に除幕式を行いました。川中島町の住民の北澤俊美元防衛大臣が揮毫(きごう)し、当館が常設している川中島町阿弥陀堂生まれの版画家、上野誠が描いた平和の象徴、白ハトの版画も台座に刻んでいます。